堺化学は後場急伸、「酸化亜鉛の新型コロナ感染性低下」に注目集まる

■大阪医科薬科大学と連名で「99%以上減少」などと発表

 堺化学工業<4078>(東1)は9月3日の午後14時頃から急伸し、一時10%高の2350円(223円高)まで上げて今年2月以来の2300円台復帰となった。大阪医科薬科大学と連名で、「酸化亜鉛が新型コロナウイルスの感染性を低下させることを確認」と題したニュースリリースを同日付で発表しており、これが起爆剤になったとみられている。年初来の高値は2341円(2021年2月5日)。

 発表によると、大阪医科薬科大学(高槻市、佐野浩一学長)の医学部・微生物学教室と堺化学工業は、ウイルス溶液に0.1gの酸化亜鉛(粒子径2μm)を添加して1時間後の感染性を調べたところ、酸化亜鉛なしと比較して、新型コロナウイルスの感染性を99%以上減少させることが確認された。酸化亜鉛は塗料、繊維、化粧品、樹脂成型品に広く配合されている素材であり、今後、新型コロナウイルス対策用品向け素材としての応用が期待される、などとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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