【株式市場】「日経平均は325円高まで上げて3万円台で推移、次の内閣への期待が継続

◆日経平均は3万161円85銭(245円71銭高)、TOPIXは2076.99ポイント(13.61ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増勢となり6億2990万株

 9月8日(水)前場の東京株式市場は、小安く始まった日本製鉄<5401>(東1)が次第に切り返して続伸基調となるなど、引き続き次の内閣の経済対策への期待の強差がうかがえ、東京エレク<8035>(東1)などの半導体株は米NASDAQ最高値を受けて続伸基調。日経平均は、昨日まで7日連続高とあって反落模様で始まったが、取引開始直後の129円01銭安(2万9787円13銭)を下値に切り返して次第高となり、前引けにかけて325円73銭高(3万241円87銭)まで上げて大幅続伸基調となった。

 トヨタ自<7203>(東1)の次世代電池開発への大型投資計画を受け、戸田工<4100>(東1)や田中化研<4080>(JQS)、日本電解<5759>(東マ)などが大きく上げ、自民党の次期総裁候補の政策に乗る銘柄としてレノバ<9519>(東1)が一段高、ウエストHD<1407>(JQS)はアマゾンと三菱商事の協業報道に東証したことも加わり活況高。和心<9271>(東マ)はワクチン接種進展にともなう行動制限緩和への期待などでストップ高。

 東証1部の出来高概算は増勢となり6億2990万株、売買代金は1兆7202億円。1部上場2189銘柄のうち、値上がり銘柄数は1336銘柄、値下がり銘柄数は713銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種が上げ、情報通信、銀行、電力ガス、パルプ紙、鉱業、精密機器、化学、金属製品、サービス、卸売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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