【どう見るこの株】インフォネットは反発の動き、22年3月期大幅増収増益予想
- 2021/9/11 11:58
- どう見るこの株
インフォネット<4444>(東マ)は、コーポレートサイトを軸としたWEBマーケティング支援システムの開発・導入・運用支援を展開している。22年3月期はM&A効果も寄与して大幅増収増益予想としている。第1四半期は一時的費用発生で赤字拡大したが、通期ベースで収益拡大を期待したい。株価は第1四半期の赤字拡大を嫌気する場面があったが、目先的な売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。
■WEBマーケティング支援システム開発・導入・運用支援を展開
コーポレートサイトを軸としたWEBマーケティング支援システムの開発・導入・運用支援を展開している。
自社開発オールインワン・WEBサイトコンテンツ管理システムのinfoCMSを活用したサービスを主力として、企業のWEBマーケティングやDX戦略を総合的に支援している。infoCMSは500サイト以上の導入実績があり、SaaS型国内CMS市場において5年連続シェア1位を獲得している。21年4月には、多言語自動翻訳機能や動画配信事業などを付加したinfoCMS10plusの販売を開始した。
21年4月には、自社開発チャットポットのcogmoでWebコミュニケーションサービスなどを展開するアイアクトを子会社化した。また連結子会社のスプレッドシステムズを吸収合併した。
■22年3月期大幅増収増益予想
22年3月期の連結業績予想は売上高が21年3月期比98.9%増の19億50百万円、営業利益が2.0倍の1億74百万円、経常利益が44.6%増の1億31百万円、親会社株主帰属当期純利益が8.5%増の64百万円としている。M&A効果も寄与して大幅増収増益予想としている。
第1四半期は売上高が前年同期比2.7倍の3億46百万円、営業利益が1億09百万円の赤字(前年同期は34百万円の赤字)だった。営業利益はアイアクトの株式取得費用など一時的費用の発生で赤字拡大したが、売上面はサブスクリプション型のストック収益が86.8%増収、フロー型の受託開発が5.2倍増収と、いずれも大幅伸長している。通期ベースで収益拡大を期待したい。
■株価は反発の動き
株価は第1四半期の赤字拡大を嫌気する場面があったが、目先的な売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。9月9日の終値は1170円、時価総額は約23億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)