マーチャント・バンカーズは免疫に関する可能性が言われる「冬虫夏草」の販売強化が注目され戻り高値

マーチャント・バンカーズ

■無菌飼育の蚕を用いて生産、島根県の地域振興企業と提携

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)は9月14日、再び出直りを強め、午前10時過ぎに387円(15円高)まで上げて4日ぶりに戻り高値を更新している。13日付で、「新型コロナウイルス対策としての『冬虫夏草』販売強化に関するお知らせ」を発表し、注目を集めている。

 同社は、全国に25棟の不動産賃貸ビル保有(約100億円)して年間家賃収入(約7億円、利回り5~6%)を確保する「マーチャント・バンキング事業」を安定収益源として、ブロックチェーン技術を応用した国際的な不動産取引システムの開発や、欧州エストニアのグループ会社による暗号資産関連事業などを展開する。

 発表によると、総合的な免疫力に関与する可能性が言われている「冬虫夏草」を、「少しでも、新型コロナウイルスに負けない免疫力をつけて頂ければと思い」、子会社ケンテンのネットショップで販売を強化する。冬虫夏草は一般に非常に高価だが、島根県津和野町では、地域振興のため、産学官連携による研究の成果として、無菌飼育の蚕を用いた冬虫夏草の培養を行っており、(株)にちはら総合研究所(島根県鹿足郡津和野町)と提携し、同社が国内生産する「津和野式冬虫夏草」を販売するとした。

 業績は回復傾向で株価が300円台、材料株妙味の強い銘柄として注目度が高まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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