海運株が連日最高値、川崎汽船は5%高、米景気回復の期待再燃し新エネ関連事業に注目集まる

■日経平均の3万円台乗せを牽引し、いぜん勢力衰えず

 9月16日の東京株式市場では、大手海運株が続伸一段高で始まり、川崎汽船<9107>(東1)は取引開始後に5%高の7570円(360円高)まで上げて上場来の高値を連日更新。商船三井<9104>(東1)は3%高の9680円(280円高)まで上げ、やはり最高値を更新。日本郵船<9101>(東1)は2%高の1万600円(250円高)まで上げ、昨15日に終値で上場来初の1万円台に乗ったのに続き一段高となっている。日経平均の3万円台乗せを半導体株などとともに牽引してきたセクターで、いぜん勢いの衰えない相場になっている。

 米国でNY連銀製造業景況指数が予想を上回ったと伝えられ、NYダウが大きく反発して景気回復への期待が再燃。世界的な運賃市況高に加え、日本郵船は15日付で次世代燃料開発・脱炭素に向けて英石油大手BPとの提携を発表して買い材料視されている。川崎汽船はグリーン水素輸入事業に関するオーストラリア企業との連携が伝えられ、材料視されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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