京三製作所は逆行一段高、受取保険金などで業績予想を増額修正
- 2021/9/21 10:00
- 業績でみる株価
■第3四半期以降の受取り額は未確定、通期予想の再増額に含み残す
京三製作所<6742>(東1)は9月21日、逆行一段高で始まり、取引開始後は5%高に迫る535円(24円高)まで上げて年初来の高値を更新している。前週末取引日・17日の取引終了後、業績予想の増額修正を発表し、好感買いが集まった。
工場火災に係る保険金の受け取りと売上時期の前倒しなどにより、2第2四半期連結業績予想(2021年4~9月・累計)の売上高を従来予想比41.2%増やし、純利益は14億円の赤字を一転34億円の黒字見通しとした。
3月通期の予想も全体に増額修正したが、「第3四半期以降に予定しております最終の保険金受け取り額につきましては、その金額が確定していないことから、この度の業績予想には含めておりません」とし、今後の受取保険金等の状況を見極めたうえで業績予想の修正が必要となる場合は、速やかに開示するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)