【株式市場】日経平均は一時266円安で続落模様、中国・恒大の利払い観測で一時小高い

東京証券取引所

◆日経平均は2万9665円42銭(174円29銭安)、TOPIXは2049.99ポイント(14.56ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億3362万株

 9月22日(水)前場の東京株式市場は、NYダウ4日続落などを受け、日経平均は95円安で始まり午前10時にかけて265円83銭安(2万9573円88銭)まで下押した。「中国恒大の本土不動産部門、人民元建て社債で利払いへ」(ブルームバーグニュース)と伝わるとソフトバンクG<9984>(東1)が急に上げ、日経平均も28円39銭高(2万9868円10銭)まで急激に切り返した。三井不<8801>(東1)なども高い。しかし、ドル建てではいぜん不明確とされ、前引けにかけては先物主導で再び下げ相場となった。

 川崎汽船<9107>(東1)がLNG船の新造報道などで反発基調となり、井筒屋<8260>(東1)、さいか屋<8254>(東2)は新型コロナ感染者数の減少や8月中間決算への期待再燃とされ活況高となり、井筒屋は3日連続急伸しストップ高。ソフトマックス<3671>(東マ)はWeb型電子カルテ・医療会計などの医療DX製品に注目とされ動意活発。

 東証1部に8年ぶり上場となったシンプレクス・HD<4373>(東1)は、午前9時の取引開始から4分後に公開価格(1620円)を40円上回る1660円で初値をつけた。その後1934円まで上げて前引けは1790円。

 新規上場となったコアコンセプト・テクノロジー<4371>(東マ)は買い気配のまま初値がつかず、前引けは5980円の買い気配(公開価格3500円の71%高)。

 同じく新規上場のユミルリンク<4372>(東マ)は買い気配から午前11時9分に1711円(公開価格1000円の71%高)で初値を付け、前引けは1763円。

 東証1部の出来高概算は6億3362万株、売買代金は1兆5123億円。1部上場2188銘柄のうち、値上がり銘柄数は387銘柄、値下がり銘柄数は1724銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種が値上がりし、海運、不動産、鉱業、医薬品、銀行、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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