【チャート診断】住友電工は中期で上場来高値2295円挑戦のチャート
- 2015/6/27 16:00
- チャートでみる株価
住友電気工事<5802>(東1・売買単位100株)の月足チャートは2007年高値1946円から08年の安値614円まで大型株の中では比較的下げは小さかった。13年4月にモミ合いを上放れ2000円台に乗せ07年高値を更新した。ROEはやや物足りないが1株利益100円突破で2000年最高値2295円挑戦の展開だろう。26日終値は2006円。
明治30年(1897年)に住友伸銅場開設が創業、明治44年に住友電線製造所として設立した。自動車関連事業、情報通信関連事業、エレクトロニクス関連事業、環境エネルギー関連事業、産業素材関連産業を展開、電線で最大手のほか自動車ワイヤーハーネスで世界大手。年商約2兆8000億円、海外比率約6割、従業員数約24万人。発行株数約8億株の超大型株。ROE1ケタ、外国人保有約4割。自動車関連人気もあるが、電線で社会資本関連テーマで動くことが多い。
リーマンショックでの赤字なく業績安定。前期は3年前比較で売上約37%増、営業利益約55%増。アベノミクス満喫といえる。
省エネの超伝導電線が注目材料。本格普及なら世界の省エネに貢献。オリンピック関連のテーマ性もある。2000円乗せ後の初押し狙いが常套だが、大きい押しはない可能性もありそうだ。信用取組厚く、日証金では拮抗。期待するほどの押し目はなさそうで早めの買いがよさそうだ。