川崎汽船はLNG燃料自動車専用船8隻の調達を決定

■2030年中期マイルストーン達成に向けて低炭素化のアクションプランを推進

 川崎汽船<9107>(東1)は、2021年3月に竣工した同社初のLNG燃料自動車専用船「CENTURY HIGHWAY GREEN」に続き、2023年度から2025年度までに計8隻の7000台積みLNG燃料自動車専用船の調達を決定し、そのうち日本シップヤード株式会社、株式会社新来島どっく、招商局南京金陵船舶有限公司とそれぞれ2隻の新造船建造を合意した。

 これらのLNG燃料船は、従来の燃料である重油に比べ、温室効果ガス(GHG)である二酸化炭素(CO2)の排出を25%~30%、大気汚染の原因となる硫黄酸化物(SOx)の排出をほぼ100%、LNG燃料の使用やEGR(Exhaust Gas Recirculation)を使用することにより窒素酸化物(NOx)の排出を80%~90%、削減を見込む環境対応船。

 また、同社の環境に関わる長期指針『”K”LINE 環境ビジョン 2050』では、国際海事機関(IMO)が定める2030年目標である「CO2排出効率2008年比40%改善」を上回る「同50%改善」という目標を設定し、そのアクションプランとして、自動車船においても、目標達成に向けて従来の重油燃料から環境対応に優れたLNG燃料及び次世代の新燃料に代替する計画としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る