塩野義製薬は経口・飲み薬の新型コロナ治療薬開発などに注目強まり上場来の高値に迫る

■2021年内に国内申請準備を完了などと「R&D説明会」で開示

 塩野義製薬<4507>(東1)は9月30日、再び上値を追い、取引開始後に6%高の7668円(404円高)まで上げて約3週間ぶりに年初来の高値を更新し、その後も堅調で2018年につけた資本移動調整後の上場来高値7736円に迫る相場となっている。9月29日に「R&D説明会」を開催し、説明資料をホームページに掲載。経口・飲み薬の新型コロナ治療薬の開発や同ワクチンの開発などに注目が集まった。

 説明資料によると、この10~12月に国内Phase2/3試験(軽症+無症候)を行い、同試験で無症候・軽症患者を対象として症状改善/発症率低下および抗ウイルス効果のデータを収集し、2021年内に国内申請準備を完了。21年末には国内供給準備も完了としている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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