【株式市場】日経平均は後場78円高まで浮上したが大引けは4日続落、保育株などは次第高

◆日経平均は2万9452円66銭(91円63銭安)、TOPIXは2030.16ポイント(8.13ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加し15億5125万株

 9月30日(木)後場の東京株式市場は、自民党・岸田氏の政策構想に乗るとされ保育園のJPホールディングス<2749>(東1)やポピンズ<7358>(東1)が一段ジリ高。「緊急事態宣言」解除でJR東海<9022>(東1)やKNT-CTホールディングス<9726>(東1)も一段ジリ高。日経平均は戻りを強めて始まり、14時にかけて77円98銭高(2万9622円27銭)まで浮上したが、大引けは再び軟調になり4日続落となった。

 後場は、塩野義製薬<4507>(東1)が引き続き経口・飲み薬の新型コロナ治療薬への注目衰えずジリ高を継続。「宣言」解除でチムニー<3178>(東1)や京都ホテル<9723>(東2)、旅工房<6548>(東マ)、ユーラシア旅行社<9376>(JQS)などが一段ジリ高。かんなん丸<7585>(JQS)は中盤から一段高。

 30日新規上場となったアスタリスク<6522>(東マ)は午前11時20分前に5760円(公開価格3300円の74%高)で初値をつけ、後場は一段高となり6420円まで上げ、大引けは6310円となった。

 東証1部の出来高概算は増加し15億5125万株(前引けは6億3614万株)、売買代金は4兆3914億円(同1兆6486億円)。1部上場2174銘柄のうち、値上がり銘柄数は789(前引けは947)銘柄、値下がり銘柄数は1298(同1121)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は10業種(前引けは11業種)となり、値上がり率上位は、陸運、医薬品、小売り、その他製品、卸売り、サービス、不動産、食料品、電気機器、精密機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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