シャープはディスプレイに直接触れずに操作が可能な「静電ホバータッチディスプレイ」を開発
- 2021/10/4 16:24
- プレスリリース
■案内用デジタルサイネージなどのタッチレス操作を実現し、高まる”非接触”ニーズに対応
シャープ<6753>(東1)は4日、ディスプレイに触れずに、指を浮かせた状態で操作できる「静電ホバータッチディスプレイ」を開発したと発表。各種端末やデジタルサイネージのタッチレス操作を実現し、高まる”非接触”ニーズに対応する。
同ディスプレイは、静電容量方式のタッチパネルを採用している。新開発の高感度タッチコントローラーにより、ディスプレイの表面から最大約5cm離れた位置にある指を高精度で検知。ディスプレイに直接触れることなく、指を浮かせた状態で操作することが可能。手袋をした指もしっかりと検知する。また、同ディスプレイは横向き設置はもちろん、縦向き設置や斜め置きにも対応している。ディスプレイの表現力を活かし、画面上に操作ガイドを表示したり、指を検知したら効果音を鳴らしたりすることで、直感的なユーザーインターフェースを実現する。
サイズは、15インチ程度の中型から、55インチ程度の大型まで、幅広く展開が可能。店舗のセルフオーダー端末、公共施設・商業施設の受付端末や案内用デジタルサイネージなどに搭載することで、さまざまなシーンにおける”非接触”ニーズに応えていく。そのほか、高い水準の衛生管理が求められる食品・薬品工場や手に油や汚れが付着しやすい生産現場などで使用する機器にも応用可能。
同ディスプレイは、2021年10月19日から22日まで開催される「CEATEC 2021 ONLINE」に出展する。飲食店やショッピングモールなどにおける活用を提案していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)