【株式市場】日経平均は朝方の388円高から一時346円安まで下げたが値上がり銘柄の方が多い

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7544円06銭(278円06銭安)、TOPIXは1942.30ポイント(5.45ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加し8億3640万株

 10月6日(水)前場の東京株式市場は、NY株の反発などを受けて半導体関連株や機械株などが高く始まり、日経平均も211円高で始まり上げ幅を300円台に広げた。半面、自動車株や海運株は重く、半導体株も東京エレク<8035>(東1)は次第に軟化。日経平均は午前9時半頃の387円77銭高(2万8209円82銭)を上値にダレはじめ、原油高の影響などが言われて11時前には346円24銭安(2万7475円88銭)まで下押した。ただ、NTT<9432>(東1)や資生堂<4911>(東1)はしっかりで、値上がり銘柄数の方が多く、前引けは下げ幅を200円台に縮めた。

 デンカ<4061>(東1)が好業績の割に売り込まれたとされ急反発。住友大阪セメ<5232>(東1)が13%高で東証1部の値上がり率1位となり、太平洋セメ<5233>(東1)の値上げ報道による連想買いや和歌山の水道橋の崩落などが買い材料の見方。INPEX(国際石油開発帝石)<1605>(東1)や出光興産<5019>(東1)は原油高を受け一段高。DMソリュ<6549>(JQS)は物流拠点の大幅増床が好感され一時ストップ高。バンク・オブ・イノベ<4393>(東マ)やCRI・ミドル<3698>(東マ)は中国当局のゲーム規制一巡との見方など言われて急反発。

 東証1部の出来高概算は増加し8億3640万株、売買代金は1兆8826億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は1429銘柄、値下がり銘柄数は667銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種が値上がりし、鉱業、石油石炭、パルプ紙、電力ガス、ガラス土石、銀行、その他製品、証券商品先物、卸売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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