【株式市場】日経平均は後場528円安まで下押すが大引けは持ち直す、銀行・保険など高い

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7528円87銭(293円25銭安)、TOPIXは1941.91ポイント(5.84ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億7382万株

 10月6日(水)後場の東京株式市場は、米金利上昇が言われてソニーG<6758>(東1)などが一段下押して始まり、自動車株なども引き続き低迷。一方、三井住友FG<8316>(東1)や第一生命HD<8750>(東1)は資産運用環境や利ザヤ好転の期待などで一段ジリ高。日経平均も水準を一段下げたが、後場寄り直後の528円50銭安(2万7293円62銭)を下値に一進一退となり、14時前からは次第に持ち直した。

■388円高から528円安まで高下し振幅900円「下値波乱」の商状

 日経平均、TOPIXとも大引けは8日続落となったが、日経平均でみると、前場388円高まで上げ、後場は一時528円安まで下押して大引けは293円安と「下値波乱」の商状をみせた。出来高はやや増勢となり、底打ち圏に入ってきたとの見方が出ていた。

 後場は、東京電力HD<9501>(東1)が一段ジリ高傾向となり、新内閣の原発政策を好感との見方や原油高により値上げ環境が整ったとの見方。明治HD<2269>(東1)は再び上げ幅を広げて前場の高値圏まで復調。スーパーバッグ<3945>(東2)は紙袋の大手でノーベル物理学賞に地球温暖化研究が選ばれたことを受けレジ袋の代替が進む期待など言われて次第高。ENECHANGE(エネチェンジ)<4169>(東マ)も「脱炭素」関連株とされて急伸。コーユーレンティア<7081>(JQS)は今12月期の業績拡大期待などで急伸。

 東証1部の出来高概算は16億7382万株(前引けは8億3640万株)、売買代金は3兆7420億円(同1兆8826億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は1073(前引けは1429)銘柄、値下がり銘柄数は1015(同667)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは20業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、石油石炭、銀行、電力ガス、ガラス土石、パルプ紙、保険、証券商品先物、その他製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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