【株式市場】日経平均は後場も堅調で9日ぶりに反発、一方、TOPIXは値を消し9日続落

◆日経平均は2万7678円21銭(149円34銭高)、TOPIXは1939.62ポイント(2.29ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億3087億円

 10月7日(木)後場の東京株式市場は、前場一斉高となった半導体関連株が一服となり、信越化学<4063>(東1)は13時頃から小安くなり、「宣言」解除関連のエイチ・アイ・エス<9603>(東1)も軟化した。一方、川崎汽船<9107>(東1)などの海運大手は高値圏で推移し、10月から日経225採用の任天堂<7974>(東1)もしっかり。日経平均はやや値を消して始まり、300円高の2万7800円前後で一進一退を続け、大引けは多少ダレたが9日ぶりに反発した。一方、TOPIXは小安くなり9日続落となった。

 後場は、一蔵<6186>(東1)が一段と上げてストップ高で売買をこなし、「緊急事態宣言」解除の恩恵の大きい銘柄として急伸商状。アグレ都市D<3467>(東1)は業績増額後の値動きが内圧膨張型のチャート妙味とされて一段高に発展。理経<8226>(東2)はミサイル防衛システム関連との見方で一段高。霞ヶ関C<3498>(東マ)は今期も大幅増益の業績予想が好感され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。日本興業<5279>(JQS)はセメントを使わない土系ブロックの開発発表が材料視され前場からストップ高。

 7日新規上場のワンキャリア<4377>(東マ)は取引開始から36分後の午前9時36分に2500円(公開価格2090円の20%高)で初値をつけた。その後2519円まで上げ、後場は一進一退となり大引けは2200円。

 東証1部の出来高概算は13億3087億円(前引けは7億1249万株)、売買代金は2兆9449億円(同1兆5454億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は839(前引けは1396)銘柄、値下がり銘柄数は1249(同683)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、輸送用機器、その他金融、その他製品、情報通信、ガラス土石、機械、電気機器、証券商品先物、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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