三菱電機が福岡「天神ビジネスセンター」にアスカネットほかと共同製作の空中ディスプレイ来訪者受付システムを納入

■2024年までに30棟のビルを建てる「アジア拠点都市」の第1号プロジェクト

 三菱電機<6503>(東1)が株式会社インテリアズ(東京都港区)、アスカネット<2438>(東マ)と共同製作した空中ディスプレイ来訪者受付システムが、エレベーター12台などともに、『天神ビッグバン』の第1号プロジェクトとして9月30日に竣工した「天神ビジネスセンター」(福岡県福岡市)に納入され、稼働を追開始している。行先予報システム「エレ・ナビ」対応12台などとともに、「オフィスのタッチレス化を実現し、ニューノーマルに対応した安全・安心・快適なビル空間の創造に貢献」(三菱電機の発表リリースより)する。

■エレベーター12台などとともにニューノーマル対応に貢献

 『天神ビッグバン』は、福岡市が推進する「アジアの拠点都市としての役割・機能を高め、新たな空間と雇用を創出する」プロジェクト。天神駅(天神交差点)を中心に、半径500m(約80ha)圏内のエリアで再開発が行われ、耐震性の高い先進的なビルへの建て替え促進や快適な公共空間の創出を掲げ、2024年までに30棟の民間ビルの竣工を予定する。

■新システム「エレ・ナビ」は行先階が同じ人を同じエレベーターに案内し省エネ効率運行

 オフィス用エレベーター12台は、行先予報システム「エレ・ナビ」に対応。セキュリティーゲートとの連動でIDカードをかざすだけのタッチレスでの入場を可能とし、目的階への快適な移動を実現。セキュリティーゲートで読み取ったID情報から、行先階が同じ利用者を同じエレベーターへ案内。エレベーターの停止階を削減し、効率的な輸送を実現した。

 また、オフィスエントランスに設置された来訪者受付機の操作パネルに、アスカネットが開発した『ASKA3Dプレート』による空中ディスプレイを採用。タッチレスでの入館登録を可能とし、来訪者に安全・安心を提供する。各テナントでの来訪者情報の事前登録と無人での入館受付が可能となり、テナントの利便性の向上とともに、オフィスの受付業務を省人化した。

 アスカネットでは、今後もさまざまな場面でASKA3Dプレートを活用いただけるよう拡販していくとしている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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