【株式市場】日経平均は後場も軟調で反落、東証33業種別指数は9業種が高い

◆日経平均は2万8230円61銭(267円59銭安)、TOPIXは1982.68ポイント(13.90ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億3493万株

 10月12日(火)後場の東京株式市場は、円安の進行は止まる印象になったが、ブリヂストン<5108>(東1)やパナソニック<6752>(東1)が一段ジリ高となり、非鉄市況高が言われて住友商事<8053>(東1)などもジリ高。一方、前場上げた石油・資源株は総じて上げ一服模様になり、海運株はダレ模様。日経平均は前引けとほぼ同水準で始まり、ほぼ2万8200円から2万8300円の間で一進一退を続け大引けも動きなく前日比反落となった。

 後場は、出光興産<5019>(東1)が一段ジリ高となったものの、ほかの石油株は上げ一服模様。コンテック<6639>(東2)は今期の大幅増益予想に上振れ期待ありとされて2日連続急伸。ベガコーポ<3542>(東マ)は9月の月次動向の6ヵ月ぶり増加などが好感され急伸。川崎地質<4673>(JQS)は盛り土調査などへの期待に加えENEOS(5020)の再生エネ企業買収により洋上風力関連にも期待との見方で2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は11億3493万株(前引けは5億9740万株)、売買代金は2兆5638億円(同1兆3837億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は375(前引けは401)銘柄、値下がり銘柄数は3753(同1709)銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けも9業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、石油石炭、非鉄金属、鉄鋼、ゴム製品、輸送用機器、証券商品先物、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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