【株式市場】日経平均は後場436円高まで一段高となり大幅高のまま3日ぶりに高い

◆日経平均は2万8550円93銭(410円65銭高)、TOPIXは1986.97ポイント(13.14ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億5266万株

 10月14日(木)後場の東京株式市場は、半導体関連株が台湾・積体電路の決算発表を受けて一段と強含んで始まり、JR各社や日本航空<9201>(東1)は「GoToイート」のプレミアム食事券を千葉県が再開へと伝えられ時間とともに持ち直した。日経平均も13時にかけて一段と上げて436円40銭高(2万8576円68銭)まで上値を追い、ややダレたが大引けは再び上げ幅400円台となり大幅高で3日ぶりに高く終った。

 後場は、医薬品原料の米国向け出荷を13時に発表した日本水産<1332>(東1)が直後から急伸し活況高。アシックス<7936>(東1)はサッカー日本代表が「次」に望みをつないだため追い風とされて一段ジリ高。アドテックプラズマテクノ<6668>(東2)は今期の大幅増益予想などで朝から大引けまで買い気配のままストップ高に貼りついて推移。川上塗料<4616>(東2)は本日の決算発表に期待が強いようで14時前から急伸し一時ストップ高。HPCシス<6597>(東マ)は連続最高益基調の好業績などで一段と強含み出直り拡大。ウルトラファブリックスHD<4235>(JQS)は業績予想の増額や動物由来の素材を避けるアニマルフリーの高機能レザーへの関心拡大などで2日連続大幅高。アイフリークモバイル<3845>(JQS)はNFT(非代替トークン)事業への積極対応などが注目され出来高急増、活況高。

 14日新規上場のPHCホールディングス<6523>(東マ)は午前9時6分に公開価格3250円を4%下回る3120円で初値をつけ、これを高値に売買され大引けは2651円だった。

 東証1部の出来高概算は11億5266万株(前引けは6億1266万株)、売買代金は2兆5647億円(同1兆3327億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1048(前引けは873)銘柄、値下がり銘柄数は1037(同1198)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位は、水産農林、精密機器、電気機器、その他製品、化学、サービス、機械委、非鉄金属、情報通信、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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