科研製薬は3日続伸、多汗症治療剤の米国臨床試験など好感され下値圏から出直る

銘柄

■米国第3相試験で主要評価項目を達成と発表し注目再燃

 科研製薬<4521>(東1)は10月15日の後場一段と強含んで始まり、13時にかけて4540円(85円高)まで上げ、3日続けて下値圏から出直っている。14日の17時、原発性腋窩(えきか)多汗症治療剤「BBI-4000」が米国第3相試験で主要評価項目を達成と発表し、注目再燃となった。

 株価は2020年12月から回復傾向を続け、今年・21年8月に5330円まで上げて年初来の高値に進んだ。その後は、上げ一服となっていたところに「岸田ショック」による全体相場の下げが重なり、10月初旬に4380円まで調整となった。しかし、ちょうど52週移動平均の水準で下げ止まり反騰に転換。テクニカル的な判断では、移動平均が下支えになって下げ止まるのは健全な調整とされ、回復傾向の相場に変化はないと見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る