【株式市場】日経平均は後場一段と上げ大幅に2日続伸、9月30日以来の2万9000円台

◆日経平均は2万9068円63銭(517円70銭高)、TOPIXは2023.93ポイント(36.96ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億4320万株

 10月15日(金)後場の東京株式市場は、台湾積体電路製造(TSMC)の日本での工場建設を受けて半導体関連株が引き続き高く、13時過ぎに円相場が1ドル114円台に入ったことなどで、信越化学<4063>(東1)やレーザーテック<6920>(東1)などは一段ジリ高。海運株が一段強含み、大手商社、大手不動産株の中にも一段高の銘柄がみられた。日経平均は一段強含んで始まり、一呼吸入れて一段高となり、大引け間際には531円42銭高(2万9082円35銭高)まで上げ、大引けも大幅高を保ち2日続伸。終値の2万9000円台は9月30日以来になる。

 後場は、マルマエ<6264>(東1)やウインテスト<6721>(東2)が半導体株高に乗り一段ジリ高。シキノハイテク<6614>(JQS)は一段と上げストップ高。ウェザーニューズ<4825>(東1)も一段ジリ高となり、国際機関TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言に基づいて情報開示する企業が増加と伝えられ事業拡大の期待。リックソフト<4429>(東マ)は四半期決算が好感され一段高。オキサイド<6521>(東マ)は業績予想の増額修正とパワー半導体iSiC単結晶にかかわるスタートアップ企業との提携が好感され断続的にストップ高。助川電工<7711>(JQS)は小型原子炉関連株とされて一段高。

 東証1部の出来高概算は11億4320万株(前引けは5億2910万株)、売買代金は2兆8420億円(同1兆3357億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1985(前引けは1876)銘柄、値下がり銘柄数は155(同234)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、機械、海運、電気機器、金属製品、証券商品先物、精密機器、非鉄金属、化学、保険、ガラス土石、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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