パイプドビッツの今期第1四半期連結業績は3事業共に順調で2ケタ増収増益

■ソフトブレーンの営業支援システムと「スパイラル(R)」の連携による新サービス共同開発

 パイプドビッツ<3831>(東1)の今期第1四半期連結業績は、3事業共に順調であったことから、2ケタ増収増益となった。

 売上高は9億35百万円(前年同期比30.9%増)、営業利益1億64百万円(同17.0%増)、経常利益1億67百万円(同18.5%増)、純利益97百万円(同21.4%増)であった。

 同社の事業は、情報資産プラットフォーム事業、広告事業、ソリューション事業の3事業に分かれている。

 主力の情報資産プラットフォーム事業では、4月に、ソフトブレーンが提供する営業支援システム「eセールスマネージャーRemixCloud」と「スパイラル(R)」の連携による新サービス共同開発を開始し、この提携を通じて、より付加価値の高いサービスや利便性を提供することを図っている。この結果、「スパイラル(R)」有効アカウント数は、3,204件(同86件増)となった。
 アパレル特化型ECプラットフォーム「スパイラルEC(R)」については、4月に、「スパイラルEC(R)」の新バージョン3.1.11を提供開始し、新機能である「バンドル(まとめ買い)機能」の搭載等により割引プロモーションに対応することが可能となった。この結果、「スパイラルEC(R)」の有効アカウント数は57件(同5件増)となった。
 会計クラウド「ネットde会計(R)」「ネットde青色申告(R)」に関しては、同じく4月に、新バージョン15.3.0をリリースし、簡易課税制度のみなし仕入れ率見直しで新設された第六種事業に対応した。この結果、有効アカウント数は1,305件(同449件減)となる。
 クラウド型グループウェア×CMS×SNS連携プラットフォーム「スパイラルプレース(R)」については、3月に、新バージョン1.6.1を発表したところ、社員DB機能により社員管理システムとグループウェア間で情報を同期できるようになり、社員情報管理の省力化や情報更新漏れ等などの人的ミスの削減が可能となる。この結果、有効アカウント数は5,287件(同614件増)。
 その他の情報資産プラットフォームとしては、薬剤・医療材料の共同購入プラットフォーム「JoyPla(R)」、美容師とお客様のヘアカルテ共有サービス「美歴(R)」、地域密着型SNS「I LOVE 下北沢」、政治・選挙プラットフォーム「政治山(R)」、BIM建築情報プラットフォーム「ArchiSymphony(R)」、コールセンタープラットフォームサービス「BizBase」などがある。
 この他の実績としては、第三者機関として「AKB48 41stシングル選抜総選挙」のシリアルナンバー投票システムの構築や、最終結果を取り纏める総選挙集計事務局などを通して、公正な選挙運営を支援した。
 この結果、情報資産プラットフォームの売上高は、7億48百万円(同22.0%増)、営業利益1億42百万円(同1.0%増)であった。なお、有効アカウント数は、前年同期と同じ10,041件。

■インターネット広告市場は初の1兆円を超え、継続して市場規模拡大

 広告事業は、主に(1)クライアントのサービス認知度の向上、Webサイトへの集客、ブランド力向上等マーケティング支援を目的としたインターネット広告の代理販売、(2)自社で運営するメディア媒体における広告販売、(3)アフィリエイトASP一括管理サービス「スパイラルアフィリエイト(R)」の販売などを行っている。
 インターネット広告市場は初の1兆円を超えるなど、継続して市場規模が拡大している。一方で、インターネット広告の配信技術がより細分化され、取扱い商材の選定及び利用用途の複雑化が進行している。同社では、クライアントへの付加価値の向上を目的に、主力サービスである「スパイラルアフィリエイト(R)」の商品力や体制の強化をはかりながら、顧客基盤の拡大に努めた。
 その結果、広告事業の売上高は57百万円(同56.3%増)、営業利益18百万円(同233.4%増)と大幅増収増益となった。有効アカウント数は249件(同27件増)。
 なお、広告事業の売上高については、広告枠の仕入高を売上高から控除する純額で表示(ネット表示)しており、広告枠の仕入高控除前の総額で表示(グロス表示)した場合の売上高は5億36百万円となる。

 ソリューション事業は、主に(1)インターネット広告の制作業務やWebシステムの開発業務の請負、(2)アパレル・ファッションに特化したECサイトの構築及び運営受託、(3)子会社であるペーパレススタジオジャパンが提供するBIM導入コンサル事業、BIM製作受託事業などを行っている。
 これらの結果、ソリューション事業の売上高は1億30百万円(同101.0%増)、営業利益2百万円(前年同期△6百万円)と大幅増収で黒字転換となった。有効アカウント数は114件(同53件増)。

 今期16年2月期連結業績予想は、売上高40億円(前期比26.0%増)、営業利益8億20百万円(同31.2%増)、経常利益8億20百万円(同29.2%増)、純利益4億90百万円(同31.6%増)を見込む。

 1800円~1870円で推移していた株価は、ギリシャ問題の影響で、1700円台後半まで下げている。しかし、第1四半期の業績が増収増益とほぼ計画通りで推移していることから、反発が予想される。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

最新記事

カテゴリー別記事情報

     

    ピックアップ記事

    1. ■新市場区分の第一次判定結果、9日、東証から個別に通知  JPホールディングス<2749>(…
    2. ■「HAMA-SUSHI」という英字表記を加える  ゼンショーホールディングス<7550>(…
    3. ■TikTokの急成長を牽引するなど、高い実績を有す  ユーチューバーの制作サポート事業など…
    2021年7月
    « 6月    
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031  
    IRインタビュー 一覧

    テンポイノベーション・原康雄社長 アルコニックスの竹井正人社長 JPホールディングス・古川浩一郎社長に聞く Eストアーの石村賢一社長に聞く アイビーシーの加藤裕之社長に聞く ピクスタの古俣大介社長に聞く メディカル・データ・ビジョンの岩崎博之社長に聞く ヨコレイの西山敏彦社長に展望を聞く 平山の平山善一社長に近況と展望を聞く アンジェス MGの山田 英社長に聞く CRI・ミドルウェアの押見正雄社長に聞く 京写の児嶋一登社長に聞く

    アーカイブ

    「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
    また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
    ページ上部へ戻る