ナノキャリアが後場強含む、卵巣がん対象の第3相臨床試験が進捗と発表し注目再燃

研究 開発 試験 試薬 イメージ

■結果良好なら米国当局への申請時期が早まる可能性とし期待集まる

 ナノキャリア<4571>(東マ)は10月20日の後場、314円(4円高)で始まり、4日ぶりの反発相場となっている。午前11時30分、卵巣がんを対象とする第3相臨床試験が進捗と発表し、良好な結果が得られれば米国当局への申請時期が早まる可能性があるとし、注目されている。

 発表によると、開発品「VB-111」のプラチナ製剤抵抗性再発卵巣がんを対象とした国際共同第3相臨床試験(OVAL試験)について、国内⽬標症例数30例のうち、50%(15例)の症例登録が完了し、OVAL試験の⽬標症例数である400例は今年度中に登録を完了すると⾒込んでおり、良好な結果が得られればFDA(米食品医薬品局)との協議により申請時期の前倒しが可能になると⾒込む、とした。

 今年に入っての株価は1月の361円を高値に上値の重い相場が続いているが、このところは8月の252円を下値に回復傾向となっている。9月に342円、10月に332円まで上げ、上値を試す場面が増えている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る