MRTは反発相場が近そう、上場後高値から6割下げで調整一巡感、夏場に期待も
- 2015/7/1 10:21
- 株式投資ニュース
MRT<6034>(東マ)は医師プラットフォームを運営して医師紹介事業を主力としている。14年12月に東証マザーズに新規上場した。これまでの高値が4685円(1月7日)、同安値1650円(6月29日)である。
今期(16年3月期)の非連結業績予想は売上高が前期比20.3%増の10億円、営業利益が同3.7%増の1億80百万円、経常利益が同15.8%増の1億80百万円、純利益が同10.5%増の1億06百万円としている。配当予想は無配継続としている。
事業別売上高の計画については、主力の外勤紹介サービス「Gaikin」が同24.7%増の8億08百万円、転職紹介サービス「career」が同0.7%増の1億42百万円、そして転職・アルバイト情報サイト「コメディカル」他が同17.1%増の48百万円としている。また外勤医師紹介件数は同13.2%増の11万4500件、外勤医師給与取扱高は同13.3%増の71億円、ネット医局導入数は同90医局増の150医局の計画だ。
学会への参加や医師会員向けキャンペーン、営業増員、医師情報プラットフォームシステムの利便性向上などの効果で、医師登録件数および医師紹介件数が順調に増加し、価格改定(15年4月勤務開始案件分から外勤紹介サービス「Gaikin」の医師紹介手数料を10%から20%に値上げ)効果も寄与して大幅増収見込みだ。
PER予想1株利益46.7円でPERは35倍ていど。高値から約65%下げていることから、夏相場での反発が予想されそうだ。