【株式市場】日経平均は後場一時567円安となり大幅反落、中国景気など注視

東京証券取引所

◆日経平均は2万8708円58銭(546円97銭安)、TOPIXは2000.81ポイント(26.86ポイント安)、出来高概算(東証1部)は盛り上がらず10億4191万株

 10月21日(木)後場の東京株式市場は、信越化学<4063>(東1)が一段軟調に始まり次第安など、半導体株の中に一段と下げる銘柄がみられ、日本製鉄<5401>(東1)はやや水準を上げて始まったが13時頃から次第安。中国不動産大手の債務不安の再燃が言われ、景気敏感株の鉄鋼、海運が下げ足を速め、自動車株なども一段軟調。日経平均は前引けよりやや安く始まり、13時頃からは急速に下げ幅を広げ、13時半には一時500円安、大引け間際には一時566円77銭安(2万8688円78銭)まで下押して大幅反落となった。

 後場は、ブイキューブ<3681>(東1)が一段と強含み、三菱UFJMS証券の目標株価3000円設定などが好感され、コア<2359>(東1)は業績予想の増額が好感されて一段高。セーラー万年筆<7992>(東2)は産業ロボット好調で業績上振れ期待など言われ一段と強含み、リビングプラットホーム<7091>(東マ)も業績上振れの可能性などで一段高。ルーデンHD<1400>(JQG)は先の四半期決算でコロナの影響はハウスケア事業程度にとどまったため同事業が回復に向かえば大きいとされ一段高。

 東証1部の出来高概算は10億4191万株(前引けは4億7043万株)、売買代金は2兆4489億円(同1兆1097億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は323(前引けは957)銘柄、値下がり銘柄数は1786(同1080)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値下がり(前引けは15業種が値上がり)し、下落率の小さい業種は、石油石炭、パルプ紙、水産農林、非鉄金属、鉱業、ゴム製品、電力ガス、情報通信、銀行、保険、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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