■こどもたちに「野菜を育てる楽しさ」と「野菜のおいしさ」を学ぶ機会を提供
子育て支援事業最大手JPホールディングス<2749>(東1)は10月22日、ガーデンライフスタイルメーカーであるタカショー<7590>(東1)と協同で、こどもたちが「野菜を育てる楽しさ」と「野菜のおいしさ」を学べる食農・食育プログラム『VegTrug Kids(ベジトラグキッズ)』を2021年10月から開始したと発表。まずは、同社グループ企業の日本保育サービス・アメニティライフが運営する「アスク」「GENKIDS」保育園173園で導入し、順次導入園を増やしていく予定。
■『VegTrug Kids(ベジトラグキッズ)』プログラム開発の経緯
同社グループでは、『楽しく食べよう・豊かな人間性を育もう・五感を使って味わおう』を目標に、グループ企業で運営する200を超える保育園で食農・食農活動を実施している。各園では、栄養士・調理師が中心となり、野菜を育てる「食農活動」や収穫した野菜を使った「クッキング保育」などを実施し、彩り・香り・食感・音・味などで五感を刺激する体験をこどもたちに提供している。園庭がない園やビルインの園でも工夫してプランターなどで食農活動を行い、野菜を育てることで感じる『おどろき』『わくわく』『よろこび』でこどもたちの心を動かし、食べものを大切にする気持ちを育んでいる。
タカショーはガーデンライフスタイルメーカーとして、幸せな家族の暮らしと笑顔で健康的な空間を作り、より良い庭での暮らしをグローバルに提供している。さらに、近年は日本社会が抱える医療・介護・超高齢社会に対する課題解決や国連が掲げるSDGsへの取り組みにいち早く着眼し、庭・ガーデンで植物や自然とふれあうことにより心身ともに豊かで健康な暮らしをつくる「ガーデンセラピー」の推進をしてきた。身近にある庭・ガーデンで植物や自然と五感を使ってふれあい、人々がより健康で心豊かな暮らしを実現できればという想いから同社の商品は生まれている。多数ある商品の中でも、新発想の「ベジトラグ」シリーズは国内外で人気の高いブランドシリーズ。
コロナ禍で自然とのふれあい・健康への意識が高まっている今、こどもたちに「旬の野菜を育てる楽しさ」と「収穫した野菜のおいしさ」を学ぶ機会を増やしたいという、同社とタカショーの想いが一致し、タカショーの家庭菜園プランター「ベジトラグ」シリーズを活用した食農・食育プログラム『VegTrug Kids(ベジトラグキッズ)』を協同で開始することとなった。
■『VegTrug Kids(ベジトラグキッズ)』プログラムの目的と詳細
「アスク」「GENKIDS」保育園は、タカショーから「ベジトラグ」シリーズプランターの「ホームベジトラグ ウォールハガーコンパクト」と野菜の苗や種をセットにして導入する。「ベジトラグ」シリーズは、家庭菜園やガーデニングを楽しむための広い場所がない狭小地であっても、ベランダ、テラス、屋上やルーフバルコニーなどで身近に植物や自然とふれあうことができ、タイルやコンクリートの床、ウッドデッキなど、土のない場所での栽培にも適している。
同社グループ企業で給食を提供しているジェイキッチンの食育担当とタカショーの食農専門顧問が「育てる」「収穫する」「食べる」の年間のプログラムを作成し、タカショーから季節に沿った旬の苗と種を提供していく。食農と食育活動を一体となって行い、こどもたちが自ら育てた野菜をクッキング保育や給食で食べることで味わうワクワクする気持ちによって、食べものを大切にする気持ちを育む。将来的には、ベジトラグで収穫した野菜を使ったクッキング保育コンテストなどのイベントも計画している。
また、保護者もベジトラグで野菜が育つ様子をこどもと一緒に観察することで、親子でできる食農体験のきっかけをつくっていく。
■「野菜を育てる・観察する」食農マニュアルも提供
「アスク」「GENKIDS」保育園には、タカショーから苗と種と一緒に、保育園で先生とこどもたちが野菜を育て・観察するための「食農マニュアル」が提供される。
保育園用のマニュアルを元に、将来的には保護者が自宅で家庭菜園を楽しめるように、ベジトラグと苗・種、土・肥料、害虫対策、土壌改良、連作障害対策などのマニュアルをセットにしたキットの開発など、家庭菜園コンテンツとして展開していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)