【株式市場】日経平均は一時332円安の後も横ばい、鉄鋼株など高いが自動車、半導体など安い

東証アローズ 東京証券取引所

◆日経平均は2万8520円35銭(284円50銭安)、TOPIXは1997.13ポイント(5.10ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億8638万株

 10月25日(月)前場の東京株式市場は、東京製鐵<5423>(東1)の好決算、業績予想の増額修正を受けて鉄鋼株が一斉高となり、日本郵船<9101>(東1)などの海運株は中国の不動産大手・恒大がマンション建設を再開と伝えられて中国景気への影響後退の期待などから軒並み堅調。住石HD<1514>(東1)などの石炭株も高い。ただ、日経平均は終始安く、円高による自動車株安、半導体株安などのため午前11時過ぎに332円30銭安(2万8472円55銭)まで下押し、前引けもさえない。

 中外製薬<4519>(東1)が四半期決算と通期業績予想の増額など好感されて活況高。マーチャント・バンカーズ<3121>(東1)は不動産事業の強化やNFT事業への取組など注目されて高値を更新。インバウンドテック<7031>(東マ)は音声予約システムやレンタルサーバー事業会社の子会社化を契機とする急伸が衰えず一日休んで再び2日連続ストップ高。シーズメン<3083>(JQS)はメタバースファッション分野への進出が好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億8638万株、売買代金は1兆911億円。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は917銘柄、値下がり銘柄数は1114銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種が値上がりし、鉄鋼、鉱業、海運、倉庫運輸、石油石炭、その他金融、卸売り、非鉄金属、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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