明治HDが出直る、傘下KMバイオの子供向け新型コロナワクチンに期待強まる

銘柄フラッシュ

■株価は調整中だが移動平均の水準で反発したため下げ止まる可能性

 明治ホールディングス(明治HD)<2269>(東1)は10月26日、反発スタートとなり、取引開始後は7090円(120円高)まで上げて出直りを強めている。22日付で、傘下のKMバイオロジクス株式会社(熊本市)が開発中の新型コロナワクチンKDー414の国内2/3相臨床試験を開始し、同日、初回接種を行ったと発表、26日は、「子ども向け臨床試験(治験)を2022年春にも始めると発表した」(日本経済新聞10月26日付朝刊)と伝えられ、買い材料視されている。報道によると、KMバイオは、早期承認などの一定条件を満たしたケースとして、22年夏頃に承認申請し、早ければ22年末から供給を始める計画だとした。

 明治HDの株価は9月17日に年初来の高値7470円をつけたあと調整中だが、直近、75日移動平均の水準で反発に転じてきたため、テクニカル的には下げ止まる可能性が出てきたとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■開発者や投資家に加え、警鐘を鳴らす識者やアーティストも選出、多様な視点でAIの未来を問う  米T…
  2. 【効率化の先に広がる新しい働き方のルール】 ■広がり始めた「AI格差」  生成AIの利用が急速に…
  3. ■R35 GT-R最終生産、累計4万8000台が築いた伝説  日産自動車<7201>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る