【株式市場】ギリシャ懸念残るがTPP関連株など高く日経平均は続伸

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の前引けは2万279円73銭(44円00銭高)、TOPIXは1633.15ポイント(2.75ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億846万株

チャート2 7月1日前場の東京株式市場は、ギリシャの債務問題が世界の金融システムを揺るがす懸念は小さいとの見方が広がり、また、朝発表の日銀短観の主指標が3四半期ぶりに改善したことなどが好感され、日経平均は朝方に63円77銭高(2万299円50銭)まで上げて続伸基調となった。前引けは44円00銭高(2万279円73銭)で2日続伸基調となった。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均ともに高い。
 
 コープケミカル<4003>(東1)六甲バター<2266>(東1)などが値上がり率上位に顔を出し、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉の再開に期待が高揚。また、製菓大手の寿スピリッツ<2222>(東1)ラオックス<8202>(東2)などのインバウンド消費関連株も高く、テリロジー<3356>(JQS)はセキュリティ関連株物色に乗り4日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は11億846万株、売買代金は1兆365億円。1部上場1887銘柄のうち、値上がり銘柄数は1141銘柄、値下がり銘柄数は581銘柄となった。

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