京極運輸商事は後場もストップ高、75周年記念配当を好感、「時価総額」拡充も期待

ストップ高 上がる 高い

■3月期末配当を2円増配し記念配を加え12円の予定に

 京極運輸商事<9073>(JQS)は10月28日の後場、気配値のままストップ高の878円(150円高)で始まり、朝9時10分頃からストップ高買い気配のまま急伸相場となっている。27日の取引終了後、普通配当の増配と75周年記念配当などを発表し、好感買いが殺到している。また、東証の新市場区分に関連し「流通株式時価総額」の拡充も進めるとした。

 10月27日の取引終了後、今期・2022年3月期の期末配当を1株につき従来予想比2円増の10円の予定(前期比2円増配)にすることと、22年5月に設立75周年を迎える事を踏まえ、記念配当2円を加え、期末配当を12円の予定にすると発表した。

 また、東証が2022年4月に移行が予定されている新市場区分への対応として、「スタンダード市場」の上場維持基準のうち、21年7月に凍傷から受領した第一次判定結果では「株主数」と「流通株式時価総額」について基準を充たしていないため、基準適合に向けた具体的な計画・取組を「上場維持基準の適合に向けた計画書」(21年12月までに東証へ提出)にて開示する予定とした。

 なお、7月以降、株主還元策および流通株式対策等を実施し、同社集計によれば、9月末日時点において「株主数」は基準値を充たしている状況にあり、「流通株式時価総額」は基準値10億円に対し、9.5億円と基準値に近づいているという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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