ゼリア新薬が業績予想を増額修正、感染症治療剤「ディフィクリア」など寄与、株価は後場一段高

ゼリア新薬工業株式会社

■第2四半期の経常利益は従来予想を41%引き上げる

 ゼリア新薬工業<4559>(東1)は11月1日の13時20分に業績予想の増額修正を発表し、株価は一段と上げて2105円(71円高)をつけ、このところの調整相場から大きく出直っている。

 第2四半期の連結業績予想(2021年4~9月)は、売上高は当初予想を若干下回る見込みとしたが、利益面では、2020年11月に欧州・中東などにおける製造販売権を承継したクロストリジウム・ディフィシル感染症治療剤「ディフィクリア」をはじめ、海外、特に欧州の医療用医薬
品事業が好調に推移していることや為替差益もあり、経常利益を40.9%引き上げて31億円の見込み(前年同期の約2.4倍)に見直し、親会社株主に帰属する四半期純利益は同じく40.0%引き上げて21億円の見込み(同51.3%増)に見直した。

 3月通期も引き続き海外の医療用医薬品事業が好調に推移する見込みとし、為替差益などは見込まずに経常利益は従来予想を8.3%上回る52億円の見込み(前期比62.1%増)とし、当期純利益は同じく12.0%引き上げて37億円の見込み(同17.7%増)に見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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