【株式市場】日経平均は後場774円高まで上げ大幅続伸、景気対策への期待強い

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万9647円08銭(754円39銭高)、TOPIXは2044.72ポイント(43.54ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億8590万株

 11月1日(月)後場の東京株式市場は、引き続き衆院選を踏まえた景気対策への期待が強く、三井住友FG<8316>(東1)などの大手銀行株がジリ高となり、13時過ぎに業績予想の増額を発表したゼリア新薬<4559>(東1)は一段高。4日に決算発表を予定するトヨタ自<7203>(東1)も一段ジリ高傾向。日経平均は、引き続き先物が強いとされて小刻みに上値を追い、大引けにかけて774円14銭高(2万9666円83銭)まで上げ、大幅続伸となった。

 後場は、レーザーテック<6920>(東1)や伯東<7433>(東1)が一段ジリ高となり、前週末発表の四半期決算や業績予想の増額・増配など好感。Nリンクス<6578>(東2)は衆院選でNHKを標的にする政党が不振だったため仕事がやりやすくなるとの見方があり尻上がりとなって大幅出直り。シリコンスタジオ<3907>(東マ)は「メタバース」関連人気に乗るとされ再び急伸。santec<6777>(JQS)は業績予想の大幅増額など好感されて一段高となり13時過ぎからストップ高。

 東証1部の出来高概算は12億8590万株(前引けは6億5095万株)、売買代金は3兆2825億円(同1兆6417億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1901(前引けは1745)銘柄、値下がり銘柄数は243(同359)銘柄。

 また、東証33業種別指数は証券商品先物を除く32業種が値上がり(前引けは31業種が値上がり)し、上昇率の大きい業種は、精密機器、機械、電気機器、食料品、海運、銀行、その他金融、倉庫運輸、輸送用機器、パルプ紙、化学、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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