【株式市場】日経平均は360円高のあと伸びきれないが上げ幅保ち大幅反発、NY最高値など好感

証券取引所 銘柄

◆日経平均は2万9792円47銭(271円57銭高)、TOPIXは2049.31ポイント(17.64ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し6億9194万株

 11月4日(木)前場の東京株式市場は、日経平均が大幅反発となり、取引開始後に359円91銭高(2万9880円81銭)まで上げ、その後は伸び悩んだものの前引けも上げ幅300円近くを保った。NYダウの5日続伸、終値で4日連続最高値などを受け、米国景気拡大期待などから日本郵船<9101>(東1)などの海運株が一斉高となり、東京エレク<8035>(東1)などの半導体関連株も高い。鉄鋼株も業績予想を増額した日本製鉄<5401>(東1)などが高い。

 東京精密<7729>(東1)が四半期決算の大幅増益と業績・配当予想の増額など好感されて急伸。JALUX<2729>(東1)は株主の日本航空、双日の合弁会社によるTOB(公開買付)発表を受けストップ高。タカトリ<6338>(東2)は大口受注が好感されて急伸。ワンダープラネット<4199>(東マ)はエイベックスグループやサイバーエージェントグループなどが手掛けるアニメ・ゲーム・音楽など連動のメディアミックスプロジェクト参画が材料視されてストップ高。シーズメン<3083>(JQS)は月次動向が好感されて一段高となり、メタバース(オンライン上の仮想空間・仮想世界)ファッション事業への進出を発表してから断続的に7回目のストップ高。アイフリークモバイル<3845>(JQS)はNFTプラットフォーム事業への取組などが材料視され一段高。

 東証1部の出来高概算は6億9194万株、売買代金は1兆7287億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は1480銘柄、値下がり銘柄数は615銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種が値上がりし、海運、繊維製品、電気機器、ガラス土石、機械、金属製品、倉庫運輸、銀行、証券商品先物、精密機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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