【株式市場】日経平均は後場200円高前後で小動きだが大引けは再び上げ大幅反発

◆日経平均は2万9794円37銭(273円47銭高)、TOPIXは2055.56ポイント(23.89ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し14億8277万株

 11月4日(木)後場の東京株式市場は、前引け後に四半期決算を発表した川崎汽船<9107>(東1)、正午に発表した日本郵船<9101>(東1)など、前場上げた海運株が一転、下げて始まり、様子見ムードが漂った。13時に発表した住友商事<8053>(東1)は一段高となったが、13時30分前に発表したトヨタ自<7203>(東1)は一瞬上げたあと押し戻されたまま冴えない。日経平均は前引けより40円ほど値を消して始まり、200円高の2万9730円前後で小動きを続けたが、大引けはほぼ前引け水準まで持ち直し、大幅反発となった。

 後場は、ウシオ電機<6925>(東1)が一段と強含んで推移し、2日発表の四半期決算などが好感され、ホーチキ<6745>(東1)は鉄道や車両の防災設備拡充期待などが言われて一段高。NKKスイッチズ<6943>(JQS)は「小型非常停止用押ボタンスイッチ」に注目とされ一段高。YEデジタル<2354>(東2)はカゴメ<2811>(東1)のトマト工場でAI画像判定システム稼働などが材料視され一段と上げストップ高。クックビズ<6558>(東マ)は引き続き四半期決算が好感され朝から大引けまで買い気配のまま2日連続ストップ高。東映アニメ<4816>(JQS)は四半期決算を見直す動きとされ次第高。

 東証1部の出来高概算は14億8277万株(前引けは6億9194万株)、売買代金は3兆6854億円(同1兆7287億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は1571(前引けは1480)銘柄、値下がり銘柄数は551(同615)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けも27業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、繊維製品、電気機器、倉庫運輸、機械、ガラス土石、金属製品、精密機器、証券商品先物、銀行、空運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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