住友鉱は業績予想の増額修正と増配など好感され大きく出直る
- 2021/11/9 09:49
- 業績でみる株価
■3月通期の税引前利益は従来予想を93%上る水準に増額修正
住友金属鉱山<5713>(東1)は11月9日、大きく出直って始まり、取引開始後は4604円(170円高)をつけて約3週間ぶりの4600円台復帰となっている。8日の取引終了後に発表した第2四半期連結決算が前回8月発表予想を営業利益で15%、税引前利益で45%上回り、3月通期の連結業績予想を税引前利益は同93%上る水準に増額修正し、好感買いが先行している。
第2四半期連結決算(2021年4~9月・累計、IFRS)は、非鉄金属価格の上昇、電子部品業界、自動車業界の回復などにより、売上高が前年同期比47%増加し、税引前利益は同4.7倍となった。これを受け、3月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、売上高は前回8月に開示した予想を12%上回る1兆1750億円の見込み(前期比26.9%増)とし、税引前利益は同93%上回る2660億円の見込み(前期の2.2倍)とした。
また、期末配当の予想についても、前回発表予想の1株当たり62円に対し9円増配し、71円に修正するとした。年間配当金は、前回発表予想に比べ51円増配の184円になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)