オリックスは高値に迫る、目標株価2700円など引き続き買い材料視

■中国恒大集団の創業者が自宅を同社の抵当にとの報道も刺激の見方

 オリックス<8591>(東1)は11月11日、2334.0円(60円高)まで上げた後も堅調に推移し、11月2日につけた高値2368.5円に迫っている。業績が好調な上、香港メディアの報道として、このところ債務不履行の懸念が言われている中国の不動産大手・恒大集団の創業者が「香港の自宅をオリックスの抵当に入れたことが10日、分かった」(日本経済新聞11月11日付朝刊)と伝えられ、海外展開が改めて注目されたとの見方が出ている。

 第2四半期連結決算(2021年4~9月・累計、米国基準)は営業利益が前年同期比74%増加し、当社株主に帰属する四半期純利益は同56%増加した。三菱UFJモルガンスタンレー証券は8日付で目標株価を2100円から2700円に引き上げたと伝えられた。また、プロ野球で25年ぶりにリーグ優勝し、10日開始のクライマックスシリーズ・ファイナルステージ(6戦)で先勝したこともファン投資家の投資心理を強めたとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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