JPホールディングスは業績予想の増額修正など好感され後場11%高の活況高

業績でみる株価

■オンラインでのプログラム指導(英語・体操・リトミック・ダンス)など好評

 JPホールディングス<2749>(東1)は11月11日の14時過ぎに第2四半期決算と通期業績予想の増額修正を発表し、株価は11%高に迫る273円(26円高)まで急伸し、10月11日以来の270円台に復帰した。出来高も増加している。

 第2四半期累計の連結決算(2021年4~9月)は、売上高が前年同期比3.4%増の168.14億円となり、営業利益は同16.7%増の10.95億円に、親会社株主に帰属する四半期純利益は同28.6%増の7.08億円となった。

 保育所3園(東京都3園)、学童クラブ・児童館8施設(東京都8施設)の計11施設を開設し計画どおり推進。受入児童の拡大に向けた幼児学習プログラムの拡充、新たなコンテンツの開発・導入、オンラインを活用した各園でのプログラム指導(英語・体操・リトミック・ダンス)などを進めた。

 こうした推移を受け、3月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、8月に公表した従来予想に対し、売上高は0.6%上回る339億円の見込みとし、営業利益は18.7%上回る27.3億円の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は21.4%上回る17.6億円の見込みに、それぞれ引き上げた。

 デジタルによる園見学、英語・体操・リトミック・ダンスプログラムのオンライン化、海外の保育所等とオンラインで繋ぐ国際交流プログラムの展開、幼児学習の拡充として学研ホールディングス<9470>(東1)との業務提携による新たな幼児学習プログラム「もじかずランド」の導入などを推進している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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