【株式市場】日経平均は後場も上げ幅300円台で値を保ち2日続伸、米中トップ会談などに期待強まる

株式

◆日経平均は2万9609円97銭(332円11銭高)、TOPIXは2040.60ポイント(26.30ポイント高)、出来高概算(東証1部)は後場増勢となり13億2145万株

 11月12日(金)後場の東京株式市場は、レーザーテック<6920>(東1)が一段ジリ高など、半導体・電子部品株が前場の強さを継続し、米国での半導体株高など好感。川崎汽船<9107>(東1)などの大手海運株、鉄鋼株は来週の米中オンライントップ会談での融和期待などで一段堅調。三井不<8801>(東1)などの不動産株はオフィス空室率の鈍化が言われて一段と強含んだ。日経平均は304円高(2万9582円前後)で始まり、終盤までこの水準で一進一退だったが、大引けに一段と強含み、大幅高のまま2日続伸となった。

 後場は、大真空<6962>(東1)が一段と上げてストップ高に達し、前日発表の大幅増益の中間決算などを好感。13時に発表した横浜ゴム<5101>(東1)、丸山製<6316>(東1)は一段高。ミライノベート<3528>(東2)は前日発表の中間決算と復配など好感され一段高。Delta-FlyPharma(デルタフライ・ファーマ)<4598>(東マ)は新薬臨床試験に関する正午の発表が材料視され急伸。アンジェス<4563>(東マ)も一段強含んで続伸。京写<6837>(JQS)は中間決算の黒字転換などの業績動向を再評価とされて上げ幅を拡大。

 東証1部の出来高概算は後場増勢となり13億2145万株(前引けは6億9182万株)、売買代金は2兆9427億円(同1兆4823億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は1697(前引けは1696)銘柄、値下がり銘柄数は421(同402)銘柄。

 また、東証33業種別指数は石油石炭を除く32業種が値上がり(前引けは全33業種が値上がり)し、値上がり率上位の業種は、不動産、鉄鋼、鉱業、建設、情報通信、輸送用機器、卸売り、パルプ紙、電気機器、繊維製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る