ブシロードはストップ高で売買こなす、業績予想の大幅増額など好感
- 2021/11/15 13:56
- 業績でみる株価
■9月末の株式分割を受け新たな資金も流入の見方
ブシロード<7803>(東マ)は11月15日、急伸商状となり、前場から何度もストップ高の1990円で売買されながら活況高となっている。12日に発表した第1四半期決算(2021年7~9月・連結)が各利益とも大幅に黒字化し、今期・22年6月期の連結業績予想を増額修正したことや、子会社による「上野学園石橋メモリアルホール」(東京都台東区)の取得などが買い材料視されている。9月末に株式2分割を実施し、最低投資金額が分割前に比べて1/2になっているため、新たな投資資金が好業績などに注目して流入しているとの観測も出ている。
第1四半期は、デジタルIP事業のなかでも利益率の高いTCG(トレーディングカードゲーム)部門やMD(マーチャンダイジング)部門が好調に推移し、それぞれ四半期として過去最高の売上高となった。今期・22年6月期の連結業績予想は、こうした好調推移に加え、新型コロナによりライブや公演を延期・中止した主催事業者に対する支援である「J-LODlive等助成金」を計上することなどにより、売上高は従来予想を5.4%引き上げて387億円の見込みとし、経常利益は2.4倍の31億円の見込み、などとした。なお、取得する「上野学園石橋メモリアルホール」は22年春に「飛行船シアター」としてリニューアルオープンする予定としている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)