三菱UFJ・FGは好材料の集中発表に注目集まり出直り強める

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■業績予想の増額、増配、自社株買い、消却、「メガバンクには珍らしい」

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(三菱UFJ・FG)<8306>(東1)は11月16日、出直りを強める相場となり、取引開始後に655.8円(10.6円高)まで上げた後も653円前後で強含んでいる。15日の16時30分に第2四半期決算と通期純利益目標の増額修正、3月期末配当の増配、自己株式の取得(自社株買い)、および消却を発表し、注目が集まった。「買い材料をこれだけ集中して出すのはメガバンクには珍らしい」(市場関係者)との受け止め方が出ている。

 第2四半期連結決算(2021年4~9月・累計)の営業利益は前年同期比67.0%増加し、中間純利益は同95.0%増加した。これを受け、3月通期の当期純利益の目標を従来予想比23.5%引き上げ1兆500億円(前期比35.1%増)に増額修正した。3月期末配当は従来予想を1株につき1円増の14円50銭の予定(前年同期比2円の増配)とした。

 また、取得株式総数300百万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.33%)、取得総額1500億円を上限とする自社株買いを21年11月16日から22年3月31日まで実施する。さらに、21年11月30日付(予定)で300百万株(消却前の発行済株式総数に対する割合2.20%)を消却するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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