ゼットは朝高のあと軟調、大谷翔平選手の『MVP』好感されるが、すでに上げており「出尽くし感」の見方

■「理想買い」通過したが野球人気興隆の「現実買い」相場に向けた期待が

 野球用品などのゼット<8135>(東2)は11月19日、取引開始後に350円(25円高)まで上げたが、ほどなく軟調になり一進一退の相場を続けている。午前9時前、米プロ野球メジャーリーグで大谷翔平選手が『MVP』に選出されたと伝わり、野球人気の盛り上がりを期待するとみられる連想買いが入ったが、すでに12日に6%高(17円高の289円)、17日に13%高(40円高の339円)と断続的に上げてきており、相場心理に特有な「期待材料の出尽くし感」が働いたと見られている。

 ただ、相場には「理想買い」で上げる局面が過ぎたあと「現実買い」の上げ相場が到来する事があるとされる。大谷選手の『MVP』をきっかけとして野球人気が盛り上がる可能性は高いため、次は決算発表が迫る局面が好機とみて引き続き注目する姿勢がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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