【株式市場】日経平均は196円高で反発だが後場は小動き、米感謝祭前で様子見

株式

◆日経平均は2万9499円27銭(196円62銭高)、TOPIXは2025.69ポイント(6.57ポイント高)、出来高概算(東証1部)は後場盛り上がらず9億5984万株

 11月25日(木)後場の東京株式市場は、海運株が次第に強含み、JR東日本<9020>(東1)なども一段と強踏み、電気・精密株の一角もキヤノン<7751>(東1)などが次第高となった。一方、鉄鋼、自動車などはダレ模様。日経平均は前引けを50円上回って始まったが、その後は約200円高の2万9500円を挟んで小動きとなり、米国25日は感謝祭の祝日で休場となるためか、ほとんど動かず小浮動。それでも大引けは前日比で大きく反発した。

 後場は、加賀電子<8154>(東1)が中期計画などを好感されて堅調に推移し、塩野義製薬<4507>(東1)は一段高の場面を見せて売買され、前場に続いてベトナム政府・保健省との間で新型コロナウイルス感染症を含む感染症対策に関する基本合意などが好感され、フロンティア・マネジメント<7038>(東1)は新生銀行とSBIグループの件などを受けて再生支援のーズ拡大への期待などから一段高。Jトラスト<8508>(東2)は国内事業の中核会社・日本保証の新事業などが注目されて一段と強含み、ティーケーピー<3479>(東マ)もコロナ収束と人流活発化などを受け一段と強含み、フォーサイド<2330>(JQS)は第3四半期の黒字化を受けた業績回復期待などで一段と反発幅を拡大。

 新規上場のスローガン<9253>(東マ)は買い気配で始まり、午前10時36分に1800円(公開価格1200円)で初値がつき、高値は前場の2140円、後場は売買交錯となり大引けは1522円となった。

 東証1部の出来高概算は後場盛り上がらず9億5984万株(前引けは5億1030万株)、売買代金は2兆1146億円(同1兆1153億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は1013(前引けは1091)銘柄、値下がり銘柄数は1073(同925)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、証券商品先物、鉱業、陸運、電力ガス、その他金融、倉庫運輸、卸売り、海運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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