【株式市場】日経平均は一時743円安、コロナ新変種など警戒し10月29日以来の2万9000円割れ

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8779円63銭(719円65銭安)、TOPIXは1987.47ポイント(38.22ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億769万株

 11月26日(金)前場の東京株式市場は、日経平均が175円安で始まったあと30分足らずで500円安となり、さらに下押して午前11時25分過ぎには743円23銭安(2万8756円05銭)まで急落した。南アフリカで新型コロナの強力な変異種が発見と伝えられ、取引開始から日本航空<9201>(東1)などは取引開始から急降下。日経平均は10月29日以来の2万9000円割れとなった。

 中で、自社株買いを発表した住友大阪セ<5232>(東1)、シチズン<7762>(東1)は堅調。マスクなどの川本産業<3604>(東2)、中京医薬品<4558>(JQS)、防護服などのアゼアス<3161>(東2)は急伸。FRONTEO<2158>(東マ)はライフサイエンスAIに関する提携など好感され一段高。星医療酸器<7634>(JQS)も急動意。

 東証1部の出来高概算は6億769万株、売買代金は1兆3740億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は161銘柄、値下がり銘柄数は1976銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値下がりし、値下がり率の小さい業種は、電力ガス、パルプ紙、食料品、精密機器、水産農林、ガラス土石、小売り、などとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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