アイリッジ子会社フィノバレーの「MoneyEasy」が長野県松本市の「まつもとコイン」に採用

■観光消費拡大を支援する電子クーポン、12月1日から

 アイリッジ<3917>(東マ)は、連結子会社フィノバレーの提供するデジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」が、長野県松本市が提供する電子クーポン「まつもとコイン」のプラットフォームとして採用されたと発表した。

 「まつもとコイン」は、コロナ禍での市内観光産業の早期回復を目的に、松本市が12月1日から開始する「まつもと冬割キャンペーン」の参加者を対象に付与される電子クーポンである。事業費1億2,881万円。「まつもと冬割キャンペーン」では、⻑野県在住者およびFDA(フジドリームエアラインズ)で信州まつもと空港を利用する県外からの旅行者を対象に、宿泊代金や旅行代金を割引く。また、宿泊割引を利用した旅行者に対し、市内の飲食店や観光施設等約200店舗で利用できる「まつもとコイン」を付与する。

 対象者は、宿泊施設のチェックイン時にフロントで配布される2,000円額面のポイントカードを、スマートフォンにダウンロードした「まつもとコイン」アプリ(無料)で読み取ることで、「まつもとコイン」に加盟する飲食店や観光施設等での支払いに利用できる。

 フィノバレーの「MoneyEasy」はデジタル地域通貨を大規模に展開する国内唯一のプラットフォーム。アプリ内に複数種類のコインを発行して、コイン単位で使途を限定するなどの運用がしやすい仕組みになっている。先行して「MoneyEasy」を採用する「さるぼぼコイン」(岐阜県飛騨高山地域)、「アクアコイン」(千葉県木更津市)などにおいても、この仕組みを利用したプレミアム商品券事業や観光消費支援事業など、コロナ禍における経済支援施策が多数実施されている。「まつもとコイン」についても、キャンペーン終了後の継続的な利用を視野に入れ、企画や運用の支援をしていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る