任天堂は「オミクロン」による巣ごもり需要への期待で反発するが慎重姿勢も
- 2021/11/29 10:19
- 材料でみる株価
■先の決算ではコロナによる半導体不足でゲーム機の生産に影響
任天堂<7974>(東1)は11月29日、大きく反発し、取引開始後は4%高の5万1970円(2120円高)まで上げて出直っている。変異種「オミクロン」に関する報道が広がるにつれ、「巣ごもり需要」による家庭用ゲーム機の拡大が連想され買いが入ったと見られている。
もっとも、先の第2四半期決算では、新型コロナ流行による「巣ごもり」効果などでゲームソフトの予想販売本数を上方修正した一方、半導体などの生産停滞の影響によりゲーム機の生産台数は下方修正した。このため、「オミクロン」を材料に傾注し過ぎるのはリスキーだとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)