【株式市場】ギリシャ国民投票を見極めたいが材料株など高く全般続伸
- 2015/7/3 16:13
- 株式投資ニュース
◆日経平均の終値は2万539円79銭(17円29銭高)、TOPIXは1652.09ポイント(3.85ポイント高)、出来高概算(東証1部)は21億7842万株
3日後場の東京株式市場は、ギリシャ時間5日の国民投票まで積極的に動きづらい様子があったが、中国株(上海総合株価指数)が午後は急速に戻していると伝えられ、日経平均は14時頃に先物主導で堅調転換し、一時35円01銭高(2万557円51銭)まで上げて小幅だが続伸となった。野村ホールディングス<8604>(東1)がトヨタ自動車<7203>(東1)の新型種類株の引き受け手数料の報道などで年初来の高値に進み、機械、精密機器、銀行株なども高い。前場は軟調だった東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も反発した。
後場は、アスクル<2678>(東1)が昨日発表の好決算などが好感されて一段高となり、セキド<9878>(東2)やラオックス<8202>(東2)が訪日外国人観光客の関連株人気に乗り上値を追い、日本一ソフトウェア<3851>(JQS)は「謎の公式サイト」というサイト開設などが好感されて一時ストップ高。ソノコム<7902>(JQS)は決算好調で終日ストップ高。
東証1部の出来高概算は21億7842万株(前引けは11億3354万株)、売買代金は2兆1575億円(同1兆556億円)。1部上場1887銘柄のうち、値上がり銘柄数は577(同482)銘柄、値下がり銘柄数は1196(同1255)銘柄。
また、東証33業種別指数は17業種(前引けは12業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、精密機器、その他金融、銀行、ゴム製品、パルプ・紙、食料品、などとなった。