【株式市場】日経平均は462円安、14時頃から急落し3日続落、10月7日以来の2万8000円割れに、ただ出来高は急増

◆日経平均は2万7821円76銭(462円16銭安)、TOPIXは1928.35ポイント(20.13ポイント安)、出来高概算(東証1部)は後場急増し25億4576万株

 11月30日(火)後場の東京株式市場は、トヨタ自<7203>(東1)が13時頃にかけて一段高など、中盤までは全体に前場の上げムードを継続して推移し、日経平均は141円高で始まったあとも14時前まではこの水準で値を保った。が、「オミクロン」にワクチンの効果は限定的との米国報道が伝わり、レーザーテク<6920>(東1)などが急落。日経平均も急落商状となり、大引けは下げ幅400円台で3日連続大幅安。10月7日以来の2万8000円割れとなった。ただ、出来高は急増した。

 後場は、戸田工業が一段と強含み、中国、韓国での国際的な製造再編など好感。ガンホー・オンライン<3765>(東1)は12月中旬まで実施する自社株買いや信用需給などが材料視され一段ジリ高。アドテックプラズマ<6668>(東2)は自社株買いなど好感され一段と強含む場面。バーチャレクスHD<6193>(東マ)はアマゾンウェブサービス活用のコールセンタークラウドサービスなど注目され一段高。アミタHD<2195>(JQS)は株式5分割が好感され2日連続ストップ高。

 30日新規上場となったボードルア<4413>(東マ)は、買い気配で始まり、取引開始から1時間を経過した午前10時5分に公開価格2000円を38%上回る2750円で初値がついた。高値は前場の2844円で、後場は売買交錯となり大引けは2250円となった。

 東証1部の出来高概算は後場急増し25億4576万株(前引けは6億2116万株)、売買代金も同様で5兆4894億円(前引けは1兆3788億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は572(前引けは1795)銘柄、値下がり銘柄数は1533(同330)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は3業種(前引けは31業種)にとどまり、陸運、鉱業、石油石炭が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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