ネオジャパンが新型コロナワクチン3回目接種をサポート、つくば市にDX管理システム提供
- 2021/12/1 13:12
- プレスリリース
■配送管理などデジタル上で行い管理工数の削減と配送の効率化を実現
ネオジャパン<3921>(東1)は12月1日午前、茨城県つくば市(五十嵐立青市長)に同日からアプリケーション「つくば市新型コロナワクチン配送システム」および「ワクチン数量管理票」を提供すると発表した。
つくば市では、新型コロナウイルスワクチンの接種を市内約100か所のサテライト型接種医療機関で実施し、1回目と2回目合わせて約36万回行っている。このたびのアプリケーションなどの提供により、つくば市民への新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の3回目接種(ブースト接種)のワクチン在庫数の管理および接種会場となる各医療機関へのワクチン配送管理をデジタル上で行い、管理工数の削減と配送の効率化を実現する。各医療機関へのワクチンの配送は、同市内の物流会社・沼尻産業株式会社(茨城県つくば市)が行う。
【導入の背景・目的】
厚生労働省によると、新型コロナワクチンについて、2回目接種後においても時間の経過とともにその効果が低下することが報告されており、政府は3回目の接種を行う必要があるとの見解を示した。円滑に接種を進行するためには、地方自治体と各医療機関、配送業者の連結が必要不可欠である一方、短期間に多数の関係者や在庫の適正管理が係る予防接種において、人手に頼ったアナログな方法で計画を進行することは容易ではない。
ネオジャパンのグループウェア『desknet’s NEO』および『AppSuite』上で構築されたアプリケーション「つくば市新型コロナワクチン配送システム」、「ワクチン数量管理票」は、つくば市のワクチンの在庫状況および各医療機関のワクチン必要数、配送状況の可視化・同期化を行う。同アプリケーションの導入により、3回目接種におけるつくば市および各医療機関の事務作業の工数を最小限にし、円滑にワクチン接種を進めることが期待できる。
【導入の概要】
<アプリケーション名:「つくば市新型コロナワクチン配送システム」「ワクチン数量管理票」>
・導入開始日:2021年12月1日(水)
・ツールを提供する医療機関数:106機関
・「つくば市新型コロナワクチン配送システム」利用の流れ
(1)つくば市が接種期間を設定し、各医療機関に一斉通知
(2)医療機関が期間内の日ごとワクチン接種人数(要望数)を入力
(3)医療機関が全ての入力終了後、提出を行う
(4)つくば市が全医療機関の入力終了を確認し、集計
(5)つくば市が各医療機関からの要望数を元に配布数量を設定
(6)つくば市がシステムに配送予定日を記載し各医療機関に一斉通知
(7)各医療機関は通知された配送予定日を確認
(8)沼尻産業は配送日程と場所に関する情報を自動配車システムに連携
(9)沼尻産業が予定に基づきワクチンを配送
<(1)から(7)の工程は全て導入するアプリケーション上で行われる
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)