【株式市場】日経平均は114円高、後場は小動きで1万8000円出没だが3日ぶり反発

東京証券取引所 株式市場

◆日経平均は2万7935円62銭(113円86銭高)、TOPIXは1936.74ポイント(8.39ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億41119万株

 12月1日(水)後場の東京株式市場は、日本製鉄<5401>(東1)やトヨタ自<7203>(東1)などが前場上げたまま値を保って推移し、不動産株、紙パ株も値を保ったまま堅調に推移。新型コロナ「オミクロン」への警戒感はあるが、重症化率は低いことを期待する様子があり、日経平均は後場寄りから大引け間際まで約180円高の2万8000円を出没しながら堅調に推移し、3日ぶりの反発となった。

 後場は、保土谷化学<4112>(東1)が一段とジリ高基調になり、有機EL材料での好業績に加えてPCR検査材料も買い材料視。ダイビル<8806>(東1)と宇徳<9358>(東1)は商船三井<9104>(東1)グループによるTOBで大引けまで買い気配のままストップ高。川崎近海汽船<9179>(東2)は近海部門で運ぶ「石炭」「鉱石」「原木・木材製品」「鋼材」などの市況高騰が目立つとされ一段高。エルテス<3967>(東マ)は後場ストップ高となり政府の経済安保戦略を踏まえ内部脅威検知サービスを提供との発表など好感され活況高。サンオータス<7623>(JQS)14時頃から急伸しENEOSグループとの小型EV路上実証試験など好感され一時ストップ高。

 東証1部の出来高概算は14億41119万株(前引けは7億3650万株)、売買代金は3兆2145億円(同1兆6521億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1368(前引けは1574)銘柄、値下がり銘柄数は751(同534)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、パルプ紙、海運、機械、輸送用機器、不動産、非鉄金属、倉庫運輸、銀行、建設、鉄鋼、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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