テンポイノベーションが切り返す、コロナ禍でも飲食店の店舗転貸事業が拡大し注目再燃

■この上期は転貸借物件数が増加し売上高も9.5%雑賀

 テンポイノベーション<3484>(東1)は12月2日、取引開始後の833円(16円安)を下値に切り返し、853円(4円高)まで上げる場面を見せて強い相場となっている。東京を中心に飲食店の店舗物件を不動産オーナーから賃借し、飲食店テナントに転貸する事業を行い、この第2四半期(2021年4~9月・累計)は、コロナによって飲食店業界が大打撃を受けた中でも転貸借物件数が1812件(前年同期末比153件の増加)と拡大。改めて評価し直される様子がある。

 ビジネスモデルは「東京周辺」「飲食店」「居抜き」などに特化していることで、売上高も56.67億円(前年同期比9.5%増)となった。同社では、「コロナ禍を乗り越え、7年後に3倍の取扱い物件数を目指す」(原康雄社長)としている。

◆11月30日付で原康雄社長への「IRインタビュー『コロナとの闘いと中期的な展開』を聞く」を掲載中。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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