【銘柄フラッシュ】システム・テクノロジーやクボテックが急伸し東京電力も急動意

銘柄フラッシュ

 27日は、富士フイルムホールディングス<4901>(東1)が「エボラ出血熱」対策関連の期待や米国のワクチン製造業の買収を材料に2.9%高となり戻り高値に進み、同じく関連株の日本エアーテック<6291>(東1)は12.4%高。また、前週末売買日の24日に業績予想を増額した東急建設<1720>(東1)は11.0%高と急伸し、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>(東1)は1.9%高、ゼンリン<9474>(東1)は9.8%高の戻り高値など、好業績株の物色が活発だった。本日、四半期決算発表の日立金属<5486>(東1)は2.7%高、明日発表予定の信越化学工業<4063>(東1)も2.0%高などと堅調。東京電力<9501>(東1)は通期で黒字の可能性との報道があり16.5%高の急伸となった。

 システム・テクノロジー・アイ<2345>(東2)は24日のペーパーレス会議アプライアンスサーバー発表を好感し21.3%ストップ高、アゼアス<3161>(東2)は「エボラ出血熱」関連人気が衰えず16.0%高、アスカネット<2438>(東マ)は10月末の株式分割を確保する動きや空中結像技術への注目再燃が言われて12.3%高、パシフィックネット<3021>(東マ)は9日発表の上期決算に反応した後も強いため見直し買いが広がり9.3%高、フューチャーベンチャーキャピタル<8462>(JQS)は地方創生関連株とされて32.3%ストップ高。

 東証1部の値上がり率1位はクボテック<7709>(東1)の22.0%高となり前週末の業績予想の増額を好感、2位は日本エンタープライズ<4829>(東1)19.9%ストップ高となり企業向けチャットアプリの開発が言われて急伸、3位は何と東京電力<9501>(東1)の16.5%高となり通期で黒字の可能性との観測報道などを材料に8月初旬以来の400円台回復となった。

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